さて、宮澤賢治「銀河鉄道の夜」とは似て非なる全くの別物SF作品です。松本零士さんの不朽の名作!知らない人は居ないと思いますがザックリ解説します。機械化された人間が寿命や病気から解放された程度の近未来、それは裕福な一部に過ぎず、貧困層は生身の人間のままという格差社会の地球がスタートです。主人公の少年、鉄郎はこの機械化人間に母を殺され、その復讐と機械化された肉体になるために惑星間航行をする銀河鉄道に乗り、様々な出会いや別れやという形でストーリーが進みます。言ってしまえば現代でも充分に通用するストーリーで、価値観や常識の違いから様々な人たちとの軋轢が凄まじい。驚くばかりというべきか。主人公が子供で成長の物語である事からも、これらの価値観の差や格差社会の是正などといった問題解決には一切向かわないのですが、彼個人としての価値観(=読者の共感?)がどう納得していくのか?…というかほぼ疑問のままですが。子供向けならあれでいいと思いますが、大人になってから見返すとモヤモヤしたまま終わるストーリーも多いですね(笑)しかしこの頃のマンガ・アニメって子供も楽しめますがキョウレツに大人に疑問を突きつける作品が多かったに思います。機動戦士ガンダムもそうです。ストーリーの核心は人類の戦争とエゴの対立です。これだけ多くのガンダム関連作品が出ていながら、この対立の答えは未だ出ていません。作者本人がその答えに辿り着いていないと申しており、真の完結とはならない気がします。同様に様々な作品で描かれる「神と悪魔の戦争」ですが、これに立ち入ると答えが出ないまま完結させられます。デビルマンも然りバスタードも然りです。神や悪魔を信じているわけではない(特に西洋)のですが、人間の創作物であったとしてもこの神や悪魔やといった対立や人間の愚かさといったテーマは答えが出せるわけもないと思うのです。なのに人に刺さるテーマになっているというのが面白い。
当ブログでは「気づき」が多いという反響がございました。そんなことはないと思っています。見ている方が勝手に「気づいた」んでしょうよ(笑)。私はそんなに考えていないですし作家でもないですからね。ネタが無いという所からの困った挙げ句にヒネリ出していただけです。この困った状況が面白がられたんでしょう。それもまた来週で終わりです!長い間本当にありがとうございました。感謝の弁は来週にしますとしてもこのネタに困る月曜日という習慣が無くなるというのは感慨深いですね。
じつは今日は大変バタバタしてました。インボイス制度の開始に伴って、事務用のパソコンを本体とソフト全部一気に新しくしたりして。まぁ〜本当に「キシダ!何してくれてんねん!」です。本当に頭のいい人たちが考えるコネクリ回したようなルールから税金を搾り出そうとする思考には感服しますが、その思考をどうして減税に活かせないのか…と思う。
私が総理大臣なら…ライフラインと治安や防災などを除き、一旦全部ご破算にしてイチからやり直したいですね。
…ブログは終えますけど…。店長でした。
クリックをよろしくお願いします。 |