2023年02月27日

#970 虫のこと

お花屋さんやってますとクレームというかお叱りまではいきませんが、仕方がない部分として「お花から虫が湧いた」というものがあります。店長です、こんにちわ。当店のお花は虫も好むおいしさ!

さて、そう言ってお許し頂けるなら良いのですが、これから春というこのタイミングで、すでに花屋さんの店頭には桃・桜などが彩りを添えております。3月3日桃の節句をスタートに一般の方々も桃や桜を目にする機会も増えるでしょう。しかしここからの時期、開花に合わせて虫が出てきます。これは絶対というわけではございませんが、ほぼ回避できないものと思って頂いた方がいい。桃や桜のツボミは昨年の夏には出来上がっており、ここに虫が卵を隠すわけです。冬を越して今から開花という時にタイミングを合わせて卵から孵るんですね。なので、自然に開花する時期よりも前、1月や2月の早いタイミングで見る梅・桃・桜は人工的に温度をかけて開花タイミングを早めている都合から虫の卵が孵るタイミングとズレているだけなんです。特に桜!開花とほぼ同時に葉桜が始まります。虫が湧いてすぐにこの若葉を食べられるわけですから、虫にとってもベストタイミングなんですね。なので、本当に安全(?)に虫の心配なく桃や桜を愛でたいなら、2月までと思っていて下さい。…もう3月ですが。桃の節句に合わせて買ったその桃、虫が湧くと覚悟していて下さい。とはいえ害があるというわけではないです。飛んだり跳ねたりしません。小さいイモムシ程度です。
そもそもこの虫を卵のうちから駆除、ないし卵を産み付けないようにできないのか?といえば可能は可能です。しかし完全に管理されたビニールハウスなどが必要になり、その維持経費たるや…と考えると誰も手を出しません。お花見で桜を見た経験があると思いますが、あれが丸々入るビニールハウスの設営だって大変です。つまり完全屋外での栽培が基本ですから防除は難しい。農薬ではどうか?というとこれもまた難しい。元々食品ではないため、それほどに熱意と経費を掛けて防除・駆除をするものでもないという事ですね。確証はございませんがだんだん分かってきた事として、食品などになる野菜などの農産品の場合、農薬だけで駆除防除しているわけではなく、土や肥料までもセットで効果を発揮する場合がほとんどです。そしてその野菜苗やタネもそれに合わせて最適化されている。もっと言えば使う土と肥料とすべて指定されており、それ以外では作付けすらままならないという場合も。農薬から種苗までメーカーがすべて握っていると思うと怖いですが、それほど管理されているという事ですね。お花はそこまでの管理をされているものが少ないのです。特に梅・桃・桜といった樹木系ですね。さらにこの三種のお花はバラ科です。バラ科の植物は虫に大人気!美味しいのでしょうかね〜…豆科に次いで病害虫が付きやすく、またそれらに強くないという。そういうわけでプロとしては、まさにこれからという春爛漫の時期こそ虫が湧くのだ、食品や飲食の近くでは飾らないで欲しいと訴え続けるわけです。分かりますよ!気持ちは分かります。しかし自然の摂理と思って下さい。



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