2022年11月07日

#954 理念のこと

よく立派な企業様のホームページには企業理念が掲げられておりますね。とうてんというか、当社にはこれがあるようで無い。キッチリ決めてもいいんですが、社員スタッフにも、自分にも徹底させる為にあるこの金科玉条は、現在の当社規模では必要なのかな?とも。店長です、こんにちわ。家訓はキッチリあります。

さて、この企業理念といえるほど憲法のような根幹の指針は明文化しておりませんが、ことさらこれをお客様に打ち出すのもどうかと考えております。当社の商品を見れば分かるっていえば時代遅れなんでしょうけれど。基本的に明文化するならば「お客様に想像以上の感動を」となりましょうか。ご要望と状況をお聞きしてそれに添うのは基本ですが、お花は贈る相手がいる場合がほとんどです。自己完結ならお客様のお好みだけで良いですが、相手あってのものです。相手のお好みや許される状況などを考慮するのもこちらの仕事です。私が一番こだわっているのは、「何回目か?」です。一回目のご利用なのか、二度三度とご利用されているのか。特に贈られる方は貰い慣れているのか初めてか。注意が必要となるのは二回目と三回目。ここでシッカリと感動して頂けるならば、当店へのご愛顧は頂けるものと思っています。これが複数回と重なってくればお客様自身にも他店や当店内での製作担当者のクセというかキャラクターまで大体理解できるような目を自然と身につけていきます。サッパリ分からなかったお花の世界を見る目が養われてくる。当店が教えましょうなどという目線ではございません。出来上がったデザインを見る機会が増えれば、上手い下手が分かるようになります。一回目のご利用…頑張りますよ。二回目のご利用…一回目を上回る必要があります。三回目のご利用…一・二回目とは方向性を変えた変化球に持ち込みます。ここが賭けでもあります。「そういう引き出しもあるのか」と思わせられるかどうか。映画の続編にヒット無しとはよく言います。パート1が一番良かったというやつです。パート1を踏襲しすぎている場合と、ガラリと変えすぎるというバランス感覚の問題です。ほどほどがいい、そのほどほどを探すのもスキルであって技術なのかも知れません。いつも常に、仕事に限らずこれを考えているのが私です。パターン化する部分と変化を持たせる部分です。
この動かさない部分と変化の部分をどう表現し…の前に、この二つの見極めをどうするか。

理念は動かない部分の事なのでしょう。
いつもブレブレの店長でした。



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