さて、年度末の忙しさは仕方ないとして、なら春のお彼岸くらいは4月に移行しませんかね?っていうワケにも行きませんよね…ええ、分かってますけども。もうずっとですが、3月のお花はとにかく予約をお願いしますと店頭でも貼り出し、ブログでも何度も訴え、悲痛なほどのお願いをしても、やはり当日にいきなりご来店され、こちらからお断りせざるを得ない状況になる事が数件ございます。大変残念です。しかし在庫量であったり、待ち時間の兼ね合いであったり、ご希望の色やご予算で揃えることが難しいなど様々な要因にてお応えできない場合が生じております。「3月の花屋はクリスマスイブ夕方のケーキ屋です」と言い続けております。予約必須であると。引き続きご予約をお願い申し上げます。
しかし…しかしですよ…最近顕著になってきましたが、ご予約を頂いてもそのお花を予定通りに入荷する事自体が難しくなってきているという事。特に相場変動にて価格の安定していないのが生花ですから、ご予約と同時にご予算をお聞きしていても、そのご予算で実現できないという相場にまでハネ上がる事が若干ございました。結局、販売価格よりも仕入れ原価が高くなり、しかしずっと以前から決まっていたパンフレット商品であったため、大赤字でも納品するという事態に。何のために仕事しているのか分からなくなるという。ご予約を!とお願いしたうえに、「相場ですのでお高くなる可能性もございます」なんて言えませんよねぇ…弱ったものです。お花の相場って3倍以上にハネ上がりますからね。野菜なら全国ニュースですよ。
ところが現在のこの状況はお花だけではなくなりつつあります。色々な製品で、しかもナマモノでもなく耐久消費財であっても予定通りの入荷や販売が難しくなりつつあります。理由は様々なんでしょうけれど結果的に予約通りに事が進まない事実は変わりません。最近聞いた話ですと、新車を購入した友人の納車時期が4ヶ月間も先延ばしになったという。納車3ヶ月待ち+4ヶ月です。つまり7ヶ月待ち。そんなたいそうな車を購入したわけでもないのにです。原油高騰による原材料の供給不足、その運搬に関わる輸送費、維持管理コスト、全てにハネ返ってきて価格が上昇したり納期が変わったりする。お花も本来なら今時期に自然に開花するお花なんて少ないんです。当然ビニールハウスでガソリン炊いて温度をかけて管理し、何なら製油製品と変わらないじゃないか?とさえ思えます。
世界中の経済が緻密に絡み合うと、思いも寄らないところで影響が出てくるんですね。
やっぱり独裁国家ってダメだと思った店長でした。
同時にそれを織り込めない現政権もまたダメだわ。
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