さて、昨今一部で話題になっております「ガンプラの転売問題」です。ガンダムのプラモデルを趣味にしていない方にとっては全く興味の無い話ですがガマンして読み進められたし。コロナ禍の巣籠もり需要によって爆発的に売り上げを増やしたプラモデル業界。その中にあってガンダムは格別でした。売れに売れた!そのうちメーカーの生産が追いつかなくなり、中古販売やネットオークションなどが新品・中古にかかわらずメーカー希望小売価格を超える額で取引されるようになる。すると転売で利益を上げようとする一般消費者が目を付けてガンプラを買い漁り、店頭からガンプラが消えた。新発売に至っては店頭にも出てこず抽選販売。再販品でさえ抽選販売という異常事態に。しかし発売日に店舗で買えないのにネットでは倍近い値段で大量に出てくるのはおかしい…発売日前日にはネットで倍値で販売されているのはおかしい…という事でこれを調べた一般の方がガンプラを転売していたのが問屋であったことを告発。ネットでは大騒ぎになっております。法律上、問屋でも一般に販売する行為は禁止されておらず犯罪でもないため、見事にグレーゾーンを突いたやり方に消費者からはクレームの嵐です。もちろんごく一部の問屋が行っていたようで全ての問屋がやっていたわけではないのですが。
問屋は流通業です。小売りに卸してこその業務です。小売りに品が回ってこなかったのは問屋がネットを通じて売っていたからです。こんなことが許されて良いのか?という議論になりますが違法ではございません。さてさて本日の花市場、セリがいつも以上に入荷が少なかった。1時間掛からずセリ終了なんて異常事態です。明日から3月ですよ?卒業式でお花が動くワケですよ?市場は何をしていたのか?セリの前日に電話掛けまくって花屋さんに売り捌いていたのです。べつに必要もない、どうしても欲しいという花以外もです。そして必要なモノもそうでないモノもセリに出さず、残りっカスみたいなモノだけでセリが終了。これ、現在の法律では違法では無いんです。生産の安定しない農産品であるからこそセリというシステムで相場を決めましょうというのが卸売り=市場です。その市場が本業たるセリでは生産者の納得する価格が付かないからといって市場の言い値で前日に横流ししている。これ、ガンプラの問屋転売と何が違うのかと。花はある場所にはあるんです。市場のオモテに現れないだけで、ウラで取引している。ただでさえコロナと原油高騰で暖房代・輸送代コストが高くなっている今、花屋さんも余剰在庫を持てないキツキツな所に来て、セリで買えなければ注文という手段になる。何が言いたいかと言えば、
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です。毎年耳にタコが出てきて田代まさしが大喜びするアレですが、卒業・退職・移動・謝恩・お祝いと事前に分かっているものに関してはとにかくご予約をお願いします。当店だけの話ではございません。日本国中津々浦々全ての地域です。お早いご予約をお願いいたします!
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