2022年02月21日

#916 変わったのこと

最近、お客様のご要望で耳に付くのが「変わったもの」というご要望です。チョット変わったお花でプレゼントしたいというもの。店長です、こんにちわ。ほんのチョットだけ変わった男。

先週ですと、誕生日にお花をプレゼントしてみたいと思ったが、相手はすでに90代で様々な贈り物を多少は経験してきた、お花も相当貰っているが未体験の変わった事ができますか?と。ええ!お任せ下さい!90年生きてきても未体験はまだまだございますよと自信を持ってお花のプレゼントで感涙を誘えるであろうご提案をし大成功をしてきた所でした。ちなみに内容は桜のみのアレンジメントでした。室内に設置すれば桜のほのかで甘い香りを十分に堪能できます。お花見は屋外ですから、桜の花のほのかな香りなんて一般の方はご存じないはずです。甘い香りがするんですよ、桜って。機会があれば桜の枝を20本程度、開花寸前のタイミングでお部屋に飾ってみて下さい。開花時が最も香りますよ。
こうして「モノ」から「コト」に移行したと言われるギフトであっても、モノによってコトを演出できる機会は多いと感じますし、その費用対効果を鑑みるとフラワーギフトというものは高いようでじつに安い。温泉旅行などをプレゼントしたりコンサートだったりイベントというコトを考えたらずっと手軽で安価に行えます。お花のギフトとしてバラのみの花束というものは一般的になりましたね。プラスアルファーですが、香りに特化したバラを使用すればバラ風呂だってできます!室内での芳香にも使えます!じつは提案の仕方ひとつで印象はガラリと変わります。こうしたチョット「おっ?」と思う、思わせられるご提案ができるかどうかが花屋側のウデ次第なのかも知れません。渡して終わり、配達して終わりではなく、その先の楽しみ方まで。管理方法ではなく「楽しみ方」です。こういったものを一つ一つ開拓できるとチョット変わった視点で未経験のコトを楽しめるモノとして生き残れるのかな…と考えます。普通にお売りする場合であっても、何かしらの情報は得て頂きたいと思うのが専門店としてのサービス精神でありプロの矜持だと思います。一方でお花とお酒やお菓子の抱き合わせ・セット販売というものもすでに固着化した需要がございます。これはこれで否定するものではございませんが、お花屋さんとしましては自店が主力としているお花を魅力いっぱいにオススメするならセット販売で捌こうとするのはどうなんだろう…と疑問を感じていたのが私でした。少なくともお花よりも酒やお菓子のほうがコスト高だったりするともう本末転倒でお花を売りたいのか抱き合わせのほうを売りたいのかボヤケてくるなぁと。なので当店ではお花と何らかのセット販売をする場合、50:50のコストにならない、あくまでもお花のほうが値段の7割を占めるくらいが理想的と考えます。どこに重きを置くかは人それぞれと思うんですけどね。


まぁ理想です。常にこれができているというわけではございません(笑)。
理想を追い求める変わった男でした。



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