さて、話題性の凄さは既にご存知の通りですし下馬評・評価・感想・考察も出尽くしつつありますね。話題の中心は総監督の庵野秀明氏に焦点を当てたいなと。彼は還暦ですがモロに宇宙戦艦ヤマト、ウルトラマン、仮面ライダー、ゴジラ世代です。当時それらをテレビで見た衝撃は凄かったのでしょう。以後の彼の人生はそれらSFを追いかける事に特化しておりました。本当は特撮に行きたかったようですが、就職などもありジブリの宮崎駿監督に見いだされました。宮崎駿さんもまた天才という事で天才鬼才の師弟関係にあったのではないかと推察します。宮崎駿さんの言うには「アニメ制作にアニメファンは要らない。憧れだけで来られては困るだけ」と随所で申しており、この辺はガンダムの富野由悠季さんなどとも共通した認識であり、そこに来て特撮好きの庵野秀明さんは若干毛色の違った男だったのかも知れません。それでも庵野監督作品では過去のSFからのオマージュ連発!どこかで見たような演出やシーンがこれでもか!と続きます。細かすぎて分からないものまで含めたら一体どれほどなのか。さらには過去にオマージュした自分の作品を更にオマージュと重ねがけ。
オマージュここに極まれりとばかり「シン・ゴジラ」の監督となった時には驚かされたものです。ここからの快進撃とばかりライフワークとなると思われた「シン・エヴァンゲリオン」を完結させ今年には「シン・ウルトラマン」、再来年には「シン・仮面ライダー」です。まさに「シン・ホニャララ」のブランド作りかと思う程に。ネット界隈では大喜利のお題よろしく「次の庵野監督シン・ホニャララを予想する」なんてものまで出る。個人的には「シン・ヤマト」「シン・風の谷のナウシカ」が来ると予想してますが。この「シン」とは庵野さんの文字遊びが出ており、シンで変換される漢字の中から複数の意味合いを持たせているものです。真、新、信、進、神、審、心などでしょうかね。
好きな物事をそのまま仕事にしてその世界にドップリ浸かったままその世界に居続けることは不可能です。彼ほどの才能があればとも誤解されがちですが、最大のヒットであるエヴァンゲリオンでさえ彼の心を折り、その苦悩がそのまま作品に反映される。ある種の変態性があるのは仕方なしとしても彼が周囲の世界との折り合いを付けていく様は、このブログの行間から私を見ているそこのあなたと同じ味わい深さがあります!そこの貴方!!(笑)
どうせ巣籠もりでYouTubeにも飽きたのなら、是非エヴァンゲリオンをご視聴してみてはいかがでしょうか?
花屋のブログだってことは既に忘れている店長でした。
![]() クリックをよろしくお願いします。 | ![]() |