さて、年末になりますと来る「喪中ハガキ」。こと今年はコロナ禍にて親族・近親者のみにて葬儀を終えましたなどと新聞広告出していればまだ良くて、この喪中ハガキで知るといったケースがとても多い。「喪中ハガキで知った」と落ち込みつつご来店し、お供えのアレンジメントをご注文されていくケースが今年はとても多いと体感しております。これはこれでビジネスチャンスと捉えればそうですが、まぁ過ぎてしまったご不幸に対してのお供えを積極的に取りに行く営業ってどうなんだ?と思う部分でもあります。しかしこれだけは言いたい!
喪中ハガキが来たら、即お供えアレンジメントですよ!奥さん!他に弔意を伝えられる品なんてございません!
と営業しつつ、笑えない笑い話を一つ。当店のお客様には葬儀社の社長がおります。いつも当店で墓参りのお花を買って行かれる。葬儀社なのだから自然と花は集まってくるし、そこから拝借して…なんて事はしないんですよ、信心深いと申しますか霊験あらたかと申しますか。有り難いかぎりです。しかし社長、葬儀と花屋の商売は表裏一体と考えているようで、「お宅は商売どう?」なんて聞いてきました。コロナ禍直撃で葬儀社がツライのは分かります。社長は「だからね、困ったときの先祖頼みに墓参りに来たのよ」と。殊勝なことです。しかし思いました…葬儀社が商売に困る=葬儀が動かない→ご先祖様に頼みこむ→あの世からご先祖様ができる協力って…。ゾッとしない話でした。
ちなみに別の葬儀社社長は言ってました。「高橋さん!地獄の沙汰もカネ次第って言うでしょ?マジだから!三途の渡り賃だって、泳いでいくのかクルーザーで渡るのか、コレ(カネ)次第だよ!」葬儀社社長は長生きしそうだと思いました。
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