さて、年金というものを、そもそも論からどのように捉えるか?によって変わってくるのですが、まず老後の生活を100%支えられる収入になるという発想から作られた制度でない事は重々承知しているつもりです。利子がついて掛け金以上に返ってくるとも限らないばかりか、現在のように破綻寸前のリスクがあるという事も承知している。納得が行かないのは、この受給開始年齢を勝手に引き上げたり、受給金額を減らされたり、自分の生涯年齢にも関わっているバクチ性も伴っている側面からして民間の「生命保険」と何ら変わりない制度か、それ以上に詐欺的です。民間の生命保険よりオカシイのに、支払いを義務にして、受給開始年齢以降の自己申告ってもうね…詐欺じゃないですか。民間には加入時のリスク説明を何重にも行っており、またその義務を国が課しているのにも関わらず、国民健康保険や厚生年金は説明もリスクの了承もなく、しかも受給開始年齢から受給金額まで後付けで勝手に変えられては、国を相手取って消費生活センター物件ですよ!と。
当店などでは少ない社員から度々言われる「厚生年金はやめましょうよ、その分手取りを多くして欲しい」と。気持ちは分かります。私だってこんな制度にカネ払いたくない。しかし会社として、どんな理由であれ国の義務に逆らってコンプライアンスうんぬんとは言えないわけです。私達の世代が子供を作らないから受給が減るんだろ!という意見を無責任に言う人がおりますが、私に限れば子供3人です。ノルマは達成しております。子供いない人が年金受給を語るなという風潮は根本から間違えております。キチンと納入していれば、だからこそ文句を言えるのではないでしょうか。こうなる事は予測して、私は65歳で生活費がドンと来る外貨建ての生命保険などにも加入しております。しかし国が「少額でも分散投資してください」とか「自営業者は退職金代わりの資産形成方法を考えましょう」なんて言い出すのは自分の責任を放棄したうえ謝る素振りすら無いってところが怒りを増長させるわけです。積み立てたぶんだけ返ってくる制度に出来ないなら、今すぐやめちまえ!国の防衛だの愛国心だの言う前に、国民の将来性をキッチリやれ!と怒り心頭の店長でした。
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