さて、仙台市に限らず東北地方というものは「コレッ!!」という観光名所が少ないのです。仙台市内ですと伊達政宗が築城した仙台城跡がありますが、「跡」です。復元すればいいじゃないかと昔から思っていたのですが、戦争とその後の用地接収や返還などの歴史により現在、仙台城の一部は宮城県護国神社となっております。これはこれとして戦時中の歴史を知るうえでも重要です。『よくよく探せば』観光地が他にもございますが、この『よくよく探す』ことが地元民ですらなかなかございません。現在、海外からの観光客(インバウンド)は毎年大きく伸び続け今年は3千万人を超えるのではないかと言われております。3兆円産業であり、これほど成長している産業も珍しいという事もあって政府も乗り気になっています。ところが…この3千万人の外国人旅行者のうち東北6県に来るのは2%未満!!!!勿体ないのです!悔しいのです!!何故東北に来ないんですか?!!と言いたい。まず、外国人旅行者が日本で何をするのか?第一位ってご存知ですか?爆買いでもなければ観光でもないのです。飲食なのです!何を食べているかご存知ですか?スシ?ラーメン?それもございますがダントツなのは「和牛」なのです。意外と肉を食べに日本に来ていました。なら、絶対に仙台でしょ!!牛タンでしょ!!仙台牛だってありますし!!スシだって美味い!!と声を大にして言いたい(日本語が通じればですが)。と、これらにダメ押しで観光名所を再考すべきと思うのです。そこで、仙台城の再建が出てきます。山の上に築城した仙台城には天守閣がございませんでした。山の上にあるから…というのが理由ですが、それでもいい!完全に復元できないものでしょうか。それ以前に京都の清水寺にある檜舞台のような場所「懸け造り」というものも仙台城には当時あったのです。これを復元するだけでも仙台市内一望の観光スポットとして話題になります。インスタ映えします、拡散しまくりです!是非復活して下さい!!
同時に、仙台で生まれて育ちながら仙台市の歴史をちゃんと知っている人ってどれくらい居るのでしょうか…。私も自信はございません。歳のせいもあってか、この頃興味深く知りたいと思うようになりました。最近では外国人相手に観光案内を仕事としてできるようにと民間の企業では外国語を話せる日本人相手に仙台の歴史を観光地とセットで勉強してもらおうという動きが出てきております。その一貫でしょうかね、当店にも歴史探検のような市民の街歩き企画の協力要請が来ます。こちらももっと歴史を学ばねばならなくなりました。可能な限り勉強していきたいですね。
最後に、豊臣秀吉の太閤検地によって石高を制限されるはずだった仙台藩は、当時「好き勝手にしていいよ」と幕府から言われたことで62万石の石高まで実現した米所になったとのことでした。
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