2018年07月23日

#729 経済学のこと

連日の猛暑・酷暑ですがいかがお過ごしでしょうか?子供達も夏休みに突入し、しかし涼しくクーラーの効いた部屋でテレビゲームなんぞしております。「外で遊べ」と言いづらい店長です、こんにちわ。時代が変われば気候も変わる。

さて、来春卒業予定の新成人目当てに企業説明会が開催されはじめております。当店ではございませんで、お客様の「専門学校」です。企業説明会を開いているのは大概が東京の企業です。今から動き出している。大学ではないのです、専門学校ですよ。それほどに、関東圏での就職・雇用における人材確保が難しいのでしょうか。当店は個人経営に毛が生えた程度ですから、来春の人材の為に今から動くなどという事は致しません。欲しいときに雇う!中途採用ばかりです。しかし近年ではハローワークなどに出しても反応が返ってくるのは3か月後などがザラですが。総務省調べによりますと5月現在の完全失業率は2.2%です。50人に一人が完全に働いていない状況。学生は含まない数字ですが、いくら少子化とはいえ新卒者は多く、もっといえばこの新卒者の一定数が来春に就職して数ヶ月で脱落します。脱落した若者は「それなり」だという風潮がありますが、私は少なくともそうだとは思えません。花屋の仕事がどこまで行っても「その程度」って思われるかも知れませんが、新卒採用にこだわる理由がどこにも無いばかりか、3月年度末が得てして地獄の如き忙しさの花屋業界で4月からの新卒採用に向けて準備するなどという事はできないわけですけれども。
経済学の視点からこのへんをマクロに考えますと、とても分かりやすい。失業率というものはその国によって「底」が固定しているようで、それ以下にならない数字があるというものです。それ以下にならない理由はまた別の機会にするとして、この「底」は日本では4%前後と言われています。ここまでくると経済が持たないらしく、さらに犯罪率の増加にもなる。失業率と就業率というものは国の経済だけでなく治安に直結します。さて、インフレターゲット2%で消費税増税というのが現政権の公約になっていますが、この2%という数字、じつはそのまま失業率に置き換えられるようで、学問上でいえば
『失業率の底たる4%』−『インフレターゲット2%』=『現在の失業率2%』
でインフレターゲットの目標値を達成しているかのようにも感じられます。学問上。しかし物価指数は上がっておりません。生活も豊かになった実感はない。そもそも経済学の基本は「モノ」と「カネ」の天秤が基本で、これを左右に振れ動かすための要因に色々なデータをコジツケているに過ぎず、もっと簡単に言えば、現在モノが多くてカネが少ない状態。ここでいうカネとは紙幣や貨幣です。数字上のものではなく現金。つまりガンガンにカネを刷ってばらまくだけでインフレに近くなります。単純なのです。これだけなんです。私でも日銀総裁ができてしまう。どれくらい刷ればいいか?という額の問題だけなんです。仮に2兆円ずつ一万円札を刷って、豪雨被災地にばらまけば大変な経済効果です。今ボランティアの方々が大変な思いをしながら復興に協力してくれていますが、現実にはそのボランティア、地元の土木・土建屋が受注すべきものじゃないんですか?と。そこで雇用とカネが生まれるんじゃないですか?と。無料奉仕で復興してはその後が続かないわけです。当然ボランティアのみで復興できるわけございませんが。


モノとカネのバランス。財布の値段ほどの現金を持ち合わせていなかった店長でした。




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