2018年05月21日

#720 シャボンフラワーのこと

母の日が終わって一週間はクレームや事故などによる連絡が入ってこないかと、戦々恐々としていたわけですが、幸い一件のクレームもなく済みました。安堵の店長です、こんにちわ。ノミの心臓。

さて、そんななか、数年前から花屋業界を中心に取り扱いが伸び、販売のしやすさからも話題にあった「シャボンフラワー」の問題が表面化してきたようです。「シャボンフラワー」は石けんで出来たお花で、石けん成分ですから石けんの香りを楽しむ「造花」です。バラの形をしているものが一般的で、色も沢山あります。生花を特殊加工して造花のようにメンテナンスなく長く楽しめる「プリザーブドフラワー」というものもございますが、加工や着色といった加工工程の多さも相まって、生花よりも高額ということが欠点と言えば欠点でした。シャボンフラワーは石けんですので工業製品であり、天候や産出量などによる相場の変動も無く安定的に供給されていることからも花屋さんとしても売りやすい商材として人気もありました。
しかし、このシャボンフラワー、石けんとして使用する、又はバスタブに入れて楽しむといった事をすると大変な事になるのです。世間で出回りだした当初、当店でも石けんとして使えますと謳い販売しておりましたし、実際に使ってみての実験もしておりましたが、現在のシャボンフラワーは類似品にあふれたのか、粗悪乱造になったのか、とにかく溶けきらないことでかえって浴室を汚し、バスタブに入れようものなら循環型の追い炊き機能によってガス釜の中にまで入り込んだ石けんの溶けカスによって故障の原因となるなど、シャボンフラワーという名称ですが、石けんとしての使用は控えるべき製品となっております。最近SNSの投稿によって画像を見て衝撃でしたが、赤いバラのシャボンフラワーをバスタブに入れたところ、湯船のお湯が真っ赤になり、さながら映画「シャイニング」を彷彿とさせる恐怖映画のスプラッターシーンでした。しかも中途半端に溶けずに残ったカスが結構出るため、まるで血の塊のようになっていく。逆に恐怖映画の演出としては最高だなと。笑い話のように書きましたが、やってしまったら大変です。掃除も簡単では無いでしょう。結果、販売する側の当店としましては数年前より、「シャボンフラワー」「ソープフラワー」などの石けんでの造花を、石けんとして使用する事は推奨いたしておりません。もう名称自体が誤解を招きかねないのですが、製造元のパッケージですら「バスタイムで…」などと書かれていたりするので注意が必要です。

母の日などで「シャボンフラワー」「ソープフラワー」「フラワーフレグランス」など、石けん成分を謳った造花を贈られた皆様、お気を付けて下さいね。



にほんブログ村 花ブログへ
クリックをよろしくお願いします。
花束とアレンジメントのギフト フラワーゼーレ
この記事へのコメント
是非コメントを書き込んでください
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

フラワーゼーレの前身となる「高橋生花舗」時代の
店長コラムはこちらをクリックしてください。