さて、先日、回転寿司に家族で行きました。食べ盛りの子供3人もいる当家では回転寿司のように手軽で安く量を食べられる場所は重宝しております。しかし最近の回転寿司は差別化というのか過熱気味かとも思えるほどに色々と家族、特に子供に焦点を絞ったサービスが充実しており、はじめからワサビが入っていなかったり、食べたぶんの皿を返却する都度にタッチパネルのミニゲームでスロットが回ったりと、まぁ落ち着いて食べられるような場所でなくなった事は確かです。今回行った所は全国展開していると思うのですが、私の想像を遙かに超えており、疑問を呈さずにはいられない店でした。
まず入店して30分待たされたのですが、そんなに満員というわけではないのです。後で判ったのですが、どうやら現在の回転寿司はWeb予約してから行くのが主流…つまり空いている席のようでも予約席ということのようです。気軽に入ってサッと食べて出るという形態ではすでに無い。ここはまぁ何となく理解できます。考えてみれば待たされずに回転寿司を食べたのはここ数年間無かったかもしれません。いざ席に着いて、流れているコンベアを眺めていて驚いたのが『何も流れていない』のです。オススメ品などの写真がたまに流れてくるだけで、肝心の寿司が全く流れてこない。待てども待てども、自分の席より上流を見ても全くです。でもほかの客は食べている。コンベアの前に職人がいるというタイプではないので、各席にある端末からいちいち注文していて、コンベアとは別のレーンによって新幹線のようなトレイがスッ飛んでくるといった格好です。仕方なくすべてを端末にて入力注文したわけですが、これが地味に面倒臭い。回転寿司と謳いながら一品たりとも回転していないのは如何なものか?と思ったわけです。聞くところによれば回転している寿司はいつ作られたか判らないから客は目の前にあっても注文するのだとか。回っているものが廃棄されてロスになるから注文されたものだけを確実に作りたいという事もあるのでしょう。コンベアの前に板前がいるわけでもないのに、端末で操作して飛んでくる寿司は新鮮とも限らないのではないか?と突っ込みたくもなりますが、まぁそこは目の前を何周も回っている寿司よりはいいのでしょうか。しかし端末の操作が煩雑で、なら回らない寿司屋のように、ある程度何巻かのセットで松竹梅コースでもあって、それを選択できるくらいにして欲しいものです。普通に回転していた頃には家族で1万円弱は食べていたはずの回転寿司が、今回は5000円でお釣りが出ました。注文が面倒だったからです。客単価を落としてもロスを削ることに振った経営方針なのだろうか…と、回転寿司を経営しているわけでもないのに心配してしまいました。
しかし何も回転していないのに回転寿司なのでしょうか…?だからといって別名は何になるのか?と問われれば悩ましい。大喜利のお題じゃないですが、「回転しない寿司?→高級な既存の寿司屋さんでしょう」「新幹線寿司?→駅弁ですか?」となってしまいます。
昔ですが、回転寿司屋のオープン祝いでの名札に「祝 回転」とか「祝 改店」などというシャレを効かせた事もあったなぁ…。時代は変われば業態も変わるのでしょうけれども、その流れにだんだんついて行けなくなっている自分への危機感とささやかな抵抗をネタにしてみたまでです。
花屋業界もそのうち変わるのでしょうかねぇ…
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このような内容をされていることに、なんか
わかる(笑)って思って読んでしまいました。
ほんと、回転寿司業界も、麺類、カレー、デザート、コーヒーとファミレスなみになってきてますよね。
だいぶ前のことですが、カウンターで食べられていたご夫婦で、旦那さんはお寿司三昧❣奥様はデザートばかり❣なまものが食べられないけど、ここなら他のメニューがあるからご一緒できたのかなと、感じた自分でありました。
あと、ほんの数年前までは大丈夫だった
○ら寿司の流れているお寿司のフタを持ち上げてとることが出来なくなり、そのお店は行けなくなりました。
あ〜あ〜
と思っています。こどもに話すと笑われてしまう始末でして(笑)
こどもたちが家を出てますから、2人生活となってますから量よりは美味しく食べるになっています。
うまく、サービスを使って楽しく過ごしましょうね❣❣
○ら寿司ってフタから取り出すのにコツが要りますよね(笑)
私もそろそろ量より質になって参りました。
たとえば自分でおいしく食べたいものを食べられる年齢を75歳程度と仮定すると、あと何年か、そこに何食かと掛け算で残りの食事回数を計算できてしまう。そこまでしませんが、そんな数字がリアルになってくると、私もいよいよ…?などと考え出すわけです。
子供がいなければ回らないお寿司がいいですねぇー