さて、アメリカがシリアを空爆した理由は「非人道兵器」の製造であるとされています。兵器という名のものはすべて人を殺害するために作られたものでありますから「人道」も「非人道」もないじゃないか?と思ったわけです。戦争で非人道的とは一体…。まずは人道の意味…
『人間として守るべき道のこと』
平和は守るべき道ではないのか?と。兵器の場合の「人道・非人道」とはまた解釈が異なるのは重々承知ですが、ならば兵器のほうは別の名称を使うべきですよね。一応調べてみました。人道兵器とは呼ばず「通常兵器」と呼称しているそれは銃やミサイルなどです。これらの中でも特殊なもの、後を引く後遺症が重篤になるものを「非人道兵器」と呼ぶ。一言では「不必要な苦痛を与えて殺傷する兵器」。具体的には生物兵器(天然痘・炭疽菌ウイルスなどの伝染病です)、化学兵器(サリンなどの毒ガスなど)、焼夷弾・クラスター爆弾・火炎放射器(広範囲を焼き尽くすもの)、放射性物質兵器(劣化ウラン弾、核ミサイルなど)、対人地雷などです。どれも定義として、終戦後にも汚染を残したり、地雷のようにいつまでも残って復興の弊害になるようなものを指すのです。今回アメリカが打ち込んだミサイルはトマホークミサイルといって、ほぼ正確にピンポイントの爆撃をするミサイルですが100発以上も打ち込んでいる。「やるぞ」とずっと脅していたので人道的ってことなのでしょうか?兵士なども撤収した後の兵器工場を爆撃しただけで一般市民への影響はないと言っておりますが。
非人道兵器の開発はとにかく安く秘密裏にすぐにできるという利点もあります。核兵器開発ともなると北朝鮮のように何度も何度もミサイルの打ち上げ実験や地下核実験を繰り返さねばなりません。核兵器は実装しても「絶対に使ってはいけない兵器」であり抑止力としての機能のわりに維持コストが莫大に掛かります。どうやら今回爆撃されたシリアの生物・化学兵器工場にも北朝鮮からの技術者が常駐していたようだという海外メディアの報道も。つまり次は北朝鮮だという事ですね。北朝鮮にミサイルを撃ち込む事態になったら、日本は無傷ではいられないでしょう。つまり日本はもっと詳しく報道しておくべきだと考えるのですが…。
こんな状況にあっても「モリカケ」「九条改憲反対集会」ですよ。マスコミにこそ人道的になって欲しいと願う店長でした。
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