2018年01月15日

#702 フクジュソウのこと

やっと花屋らしいブログのネタが見つかったのですが、話を広げられるかが心配です。と、起承転結を考えもせずにブログを書き出す店長です、こんにちわ。無謀な男。

さて、お正月のモチーフとしても有名なフクジュソウです。年賀状などの図柄に使われることも多く、見れば「あーはいはい」といったお花ではないでしょうか。黄色くて茎が極端に短いため地面からほぼ直接咲いているかのような印象もありますが、最初の開花以降は太くしっかりとした茎を伸ばしつつ二番花・三番花をつけていきます。当店でも取り扱いがございますが、お買い求めは本当に少なくなりましたね。一応は毎年咲かせることができるのですが、鉢のままでは難しいため、そのへんの知識不足かプロ側の注意喚起がないためではないかと思われます。キンポウゲ科、つまり毒性のある植物です。トリカブト属やイチリンソウ属なども毒のあるものとして有名ですが、キンポウゲ科の部類です。クリスマスローズもこれにあたります。
フクジュソウは和のイメージからか、浅いお皿のような鉢に入って販売されている場合が多い(というか、それしか見たことがない)のですが、実際は広く深く根を張る性質上、広々とした深めの鉢に植え替えるといいですね。これをアドバイスしておかないと毎年ダメにしてしまうわけです。確実に売れるわけでもないのに毎年当店で販売しているのは、いけ花で使用する場合があるという事と、いけ花で使うとすれば新年最初の稽古で使用するため、年内中には仕入れておかねばご注文されてからの手配では間に合わないという難しさがあるからですね。
逸れますが、いけ花のお花は通常の生花店では扱えない特殊なものが多く、さらには池坊や小原流などなど流派によって同じ花でも使い方が違う為に、そのお花の様子にもこだわります。「長く使う」「短く使う」ならまだ良くて、地べたを這ったような枝の伸び方をした姿が良かったり、エンピツのようにまっすぐ一本で伸びているほうが良いなどです。これらの要望に添える物を常に準備しているわけではないのですが、それでもいけ花の先生は「いつでもあると思って〜」と言いながらスンゴイ要求をサラリと言ってきたりします。一番はお花ではなく、納期の問題だったりします。早く頂ければいいというものでもなく、お花の季節感というものもございます。日本水仙などはこれからがお花の見頃ですが、見頃になると市場での流通が無くなります。開花の一ヶ月前が最盛期なんですね。じつはサクラが一番いい時期もこれから2月いっぱいです。3月になると開花宣言が始まり、切り花としてのサクラは徐々に無くなりはじめます。最高のサクラを愛でるなら2月!ということですね。
…戻します。フクジュソウがどうして縁起の良い花になっているのかは色々あって不明ですが、本来は2月に開花する花です。つまり旧暦のお正月です。見頃は2月から3月。ですから、やはり前述どおりに一ヶ月早い流通の今がお買い求めできる最盛期と考えるべきなのかも知れません。幸福と長寿の二文字から「福寿草」。しかし一つのお花は10日程度しか維持できない儚さもあります。幸福と長寿は儚い夢のようなものなんでしょうか…深い……話にしようとして落とし所を間違えている店長でした。

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