さて、テーマはウコンじゃないんです。ウコン科の植物としてここ20年くらいで国内にも流通している切り花「クルクマ」についてです。超久々にお花のテーマにしてみました。写真はページ最下部に載せております。近年、お花屋さんの店頭でハスの花と見紛うお客様が多い「クルクマ」こそ、二日酔いの味方とされているクルクミンを含有した植物なんですね。ショウガの仲間でもあります。これはクルクマを仕入れるお花屋さんならご存知かも知れませんが、仕入れた時の箱には生産地からの注意書きとして「なるべく暑いところで管理してください」とあります。切り花であろうが、栽培している最中であろうが、暑ければ暑いほどバリバリ元気に育つのがクルクマなんです。ですから国内の有名産地としては静岡県がございますが、むしろ沖縄などの産地が品質が良い…はずなんですけど…涼しい東北に輸送している間に…?静岡県産と沖縄県産の差が無くなりつつあるような気がします。当然、お花屋さんの店頭でも冷やす必要が無いため、冷蔵庫などには入れません。花の形がどうしてもハスの花に似ているため、仏事での使用が圧倒的です。あまりお祝いに積極的な使用は当店でもしてませんね。そもそも仏教とハスの関係はまた奥深いのですが、暑いほど元気なクルクマに限りますと、お盆のお墓花や仏前には欠かせない存在となっております。品質の良いものはより濃くハッキリとした発色をしているものです。バリエーションも増えてきており、ピンク以外にも白、赤紫、グリーンなどの色もあります。暑い室内などでもお花を飾りたい方、是非クルクマを飾ってみてはいかがでしょうか?ちなみに切り花のクルクマを食したからといってクルクミンを補給できるというものではございませんので、食べないで下さいね。先が茶色いのははじめからです。お花が悪いわけじゃないんですが、ここが気になるお客様もおります。
暑いの嫌い、夏は苦手な私としては、クルクマはうらやましい限りです。近年なら群馬なんかで栽培したほうが沖縄よりいい品質になるんじゃないかって邪推する店長でした。

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