2017年08月07日

#679 お盆商戦のこと

長かった花屋の閑散期も終わり、8月になればお盆モード全開です!店長ですこんにちわ。「いつも一人で儲けているよね」と大変な誤解を受けております。全然そんな事はございません!

さて、8月11日の「山の日」が制定されてからというもの、当店での過去のお盆売れ上げ予想モデルが全く役に立ちません。お盆休みが長く長期間になるほど、悪天候がお盆前半に続くほど、墓参りのお客様需要はダラダラとお盆最終日まで延びます。一般的には入り日から中日まででガッツリ売れて終了という具合ですが、ここ数年はこの法則に当てはまりません。山の日が出来たことで、お寺でも檀家を集めての法要を山の日に合わせるという例まで出ており、お寺がお盆の風習を壊すようなことでいいのか?と心配になってみたり、それでも集まらない事には意味がないのかな…勘ぐってみたりです。何にせよお盆というのは天候や曜日周りもさることながら、お寺の法要がいつなのか?まで日和見しなければならないという難しい状況になりました。
世間的にはお寺に近い世代と申しますか、高齢者は高齢の為に自力でお墓参りができず、子供世代の介助を得ながらしかお墓参りに来られない、つまり子供(とはいえ中年世代)の仕事の状況にすっかり依存するしかない都合、「お盆の入り日だから」とか「中日だから」といった常識が通用しません。お盆の難しいところは、猛暑の季節で一週間、同じ花を売り続けることはできませんから、どこに照準を合わせて仕入れたり準備したりせねばならないか?といった、一種のバクチのような状況です。お花の仕入れには相場もあります。相場が安く、お花の鮮度を下げず、新鮮なうちにお買い上げ頂けて、安心・快適にお墓参りを終えて頂く為の努力は毎年毎回、この場所で花屋を経営する限り永遠のテーマとなるのでしょうか。いい加減25年ちかくもこんな事をしているので、バクチ打ちの目も鍛えられてきたといいましょうか…。何屋さんなんだ?
台風によって産地が被害を受けていないか?流通に影響は?とこの時期は情報にまで鋭敏な反応をしているわけです。思えばこんな能力の発揮は常々できないでしょうね。すると花屋稼業はやはり忙しい時期とヒマな時期の繰り返しで丁度いいのかな、と。
ヒマになると危機感ばかりが頭をもたげるのに、忙しい今となっては閑散期が懐かしい…。




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