2017年02月06日

#0653 2033年問題のこと

はい、やってまいりましたー、1999年、2000年問題に次ぐ、新たなクライシス!2033年問題♪人類の危機とか、天変地異とかそういった類の問題には発展しませんが、これはこれで中々重い問題となっておりまして、今から周知徹底と対策が騒がれている問題でもあります。店長です、こんにちわ。16年後と思うことなかれ…。

さて、2033年にどんな問題が起こるかと言いますと、ザックリと申しまして「2033年以降、大安や仏滅、友引などが決められなくなる」という問題です。つまり昔の曜日であった、先勝→友引→先負→仏滅→大安→赤口の順番に繰り返す「六曜」における問題です。あまり関係がないと思われるかも知れませんが、寺社仏閣などの宗教関係の日取り、結婚式などの文化、火葬場や葬儀社の定休日(友引)などに大問題をきたします。現在では七曜で一年365日が天体の運行からみても正確ではない都合、4年に一度「うるう年」として366日にして調整しています。旧暦たる六曜でこれをする場合、現在世界中で採用されているグレゴリオ暦とは別の法律やルールによって縛りもあって、六曜における1年は354日で一年間では現在よりも11日少ないことになります。これを3年に一度、「うるう月」として1ヶ月間丸ごと差し込んで調整してきた!つまり3年に一度は実質13ヶ月間の年だったという事です。現在のグレゴリオ暦でも完璧ではなく、3年後の「春分の日」「秋分の日」はまだ未定なんです。キチンと天体の運行から算定する都合からですね。密かに「うるう秒」を差し込んで調整しているというのは意外と有名な話です。
六曜に話題を戻しますと、3年に一度差し込まれるべき「うるう月」がある以上、どこかでこれの調整も必要になります。何せ昔の暦ですから現代の科学水準に合わせますとかなり精密な天体の運行に合わせなければなりません。さらに「うるう月」として1ヶ月間を丸々差し込む場合の考慮も決まっていて、冬至は11月、春分は2月、夏至は5月、秋分は8月とルールに明記されている以上、好き勝手に差し込むわけにはいきません。ルールを守りつつ色々な手法で「うるう月」を差し込もうとすると、問題はさらに深刻になっていき、暦として意味がないほどズレていくといいます。もっと詳しく知りたい方は検索でもして勉強して頂く事としますが(かなり難しい)、七曜である現代で古式の六曜が文化として生きている日本において、これをマルッキリ無視するというわけにもいきません。解決法としての提案も幾つか出ていますが、どれも苦肉と思われる解釈の変更やルールの変更を前提とします。伝来元の中国ではどうなっているのか?ですが、中国ではすでにルール自体が変わっており、伝来以来のルールを守っているのは日本だけという…。どこかで聞いた事がありますね…漢字ですよ。中国でも簡略化が進みすぎて、古文を読めなくなってきているという事実に近い。
さらに重い問題もあります。この問題解決とルール変更や解釈変更をどこ組織・どこの部署がどんな権限と責任において行うのか?という問題。どこの誰がこの問題に触れば、何の不平不満も出ずに済むのか?又はすんなりと受け入れられるのか?といった問題も含みます。現在では2033年問題に最前線に触れられるであろう、「一般社団法人 日本カレンダー暦文化振興協会」が国立天文台の元天文台長や「暦計算室」員、国立民族学博物館名誉教授、カレンダー出版物の業界団体などを理事長・理事・学術顧問に迎え入れるなどして問題解決の提案をしていますが、最終的には誰が決めるのでしょうか…。
どのように問題解決をしたとしても、これに付随して六曜のアルゴリズム計算をしているソフトウエアやアプリケーションは全て使えなくなります。例えば年賀状ソフトもアップデートが必要になります。カレンダー機能に六曜を取り入れているモノは全てアウトです。

そもそも六曜は「易学」からの派生です。吉凶を占うためのモノであり、仏教でも神道でも儒教ですらありません。あまり意識してなかった六曜ですが、こうして問題になってみて初めて日本文化における重要度がわかるわけですが。



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