2015年08月09日

#0576 撤収のこと

仙台七夕も終わり、いよいよお盆モード突入の当店です。やっと昨日から涼しさを感じられ30度を下回る最高気温に安堵している店長です、こんにちわ。このまま夏が……なわけないですな。

さて、日常的にある仕事の中で少し特異なものとしてライブ会場へのお祝い花というものがあります。生花スタンドという業界用語ですが、人の背丈くらいのスタンドに花と名札が乗っている開店祝いなどでよく見るあの形式です。この生花スタンドはお祝いかご葬儀で使われることが一般的ですが、特異な点としては納品して終わりではなく、後日の撤収というのも仕事に含まれます。特殊な器ですからこれを撤収まで含めて花屋さんの仕事です。通常ですと納品して数日後や催事終了後の撤収です。今回もあるアイドルグループのライブ会場へお祝いの生花スタンドを納品しました。ライブは夜がメインですからライブ終了後すぐでは花屋さんの営業時間外となる都合、翌日の撤収となります。たいがいは会場外に放置される格好です。
地方性もあるのですが、催事の終了時にお花を抜いて持って帰られるお客様もおります。仙台ではこれが普通です。ですから撤収時には器だけになったものを持ち帰る。これはお客様の手の届く場所に設置していなかったりの場合でしょうが、希に全く手付かずで納品時の状態のまま撤収する事もあります。当然、これをリサイクルして別の催事へ…なんて致しません。お花は全て廃棄です。もったいないと思うのですが、再販売や再利用なんてしません。ですから尚更、キレイさっぱりとお花が無くなっての撤収は気持ちが良いのもプロとしての感覚です。しかし今回の撤収では器すら見当たりませんでした。施設の周囲をくまなく歩いて探しますが器が見当たらない。もう別の催事で会場は使用されていたのですが、意を決して中に入り器を探してみたら、ありました!お花は手付かずのままキレイに飾ってあって。ライブの翌日ですから、別の催事になってましたが主催者にお話をして撤収しようとしたところ「あまりにキレイでもったいないから飾り直して並べてました」と。もったいないからこの催事が終わるのを待って貰えないか?とまで懇願され、プロ冥利に尽きると思うべきか、それでも貴方の催事の為に飾ってあるお花ではないでしょう?とそもそも論を展開すべきか悩みました。撤収にしても経費です。車両と人員を割いての事ですから、お気持ちだけを理解しまして撤収しましたが。折衷案と申しましょうか、お花を全て抜いて置いてきましたけど。撤収しても捨てるだけですし少しでも喜ばれるほうがいいですからね。
この生花スタンド花の器は回収することが基本だと思っておりますし、ご利用された経験があるお客様も撤収が当たり前と思いますよね。しかし時代なんでしょうか、この生花スタンドを宅配で送りつけて撤収を考慮していない花屋さんもいるという事に驚かされるばかりです。重ね重ねですが、大切なお花のギフトです、しかも生花スタンドは催事の期間中の一瞬しか飾られないものに1万円を超えるご予算なんです。ホームページ上などの一見お手軽なお買い物とはせず、お近くの生花店へご相談してみて下さい。お花から縁遠いほどに世界観を変えるほどの発見がきっとあるはずです。

撤収時のほうが納品時より営業活動になっている不思議…
店長でした。



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