2014年10月13日

#0533 火山噴火のこと

連日、御嶽山の噴火に関するニュースが流れています。戦後最悪の犠牲者を出してしまいました。心よりご冥福をお祈りするばかりです。店長です、こんにちわ。対岸の火事とはいえない男。

さて、当店所在地の仙台中心部からクルマで一時間程度、山形県との県境に「蔵王連峰」があります。最近全国的にニュースになっているようですが、これも活火山でして、数千年前の噴火によってできたカルデラ湖がある、いわゆる風光明媚な観光スポットです。気軽に行けて周囲には温泉街も多くスキー場やゴルフ場も身近という絶好の場所で、私もよく行ったものでした。この蔵王のカルデラ湖の水が濁ったとか、微弱震動が観測されたとかで地元としては心配が絶えないわけです。しかも御嶽の事故があってもなお蔵王の観光客が減っているような様子はなく、観光バスもだいぶ近くまで行け、時期的に紅葉シーズンも相まってか危機感も薄い様子です。一方、聞くところによると蔵王の周辺で行われている酪農乳製品が多く売れるようになったとか。噴火したら蔵王ブランドの乳製品が無くなってしまうことからでしょうか。個人的ですが特産の蔵王チーズは本当に美味しいんですよ。もし噴火によって酪農が途絶えたらと思うと危機感を感じずにはいられません。
本当に魅力的で神秘的なカルデラ湖なんですが、今回調べて初めていろいろ判ったこともありました。この蔵王の御釜の水質は酸性なので生物が一切おらず、湖底からは火山ガスが微量に出ていて大昔には沸騰したこともあるとか。じつは微量ずつながら川に繋がっており、水が溢れるようなことはないようです。もし仮に噴火となった場合、火砕流や土石流がまず流れるルートはこの川にそって遠刈田温泉、白石川、阿武隈川から海へ出る事になるでしょうか。御嶽山の件から全国の火山での登山ルートでは緊急待避所のようなものの建設を検討する事も出始めておりますが、それだけ周辺の環境を変えていくというのも、登山家の方々からすれば景観の面からもいかがなものなのでしょうか?蔵王でこのような整備がより進むと、なんだか雰囲気がなぁと思う所でもあります。しかし人の命には替えられないとしても自然の猛威ですから備えは必要ということでしょう。
昔から怖いものとして「地震・雷・火事・オヤジ」なんて言いましたが、震災以降なら「地震・原発・津波に台風オマケに噴火」といったところでしょうか。一連のことが三年前の震災を引き金に起こっているのかどうかも不明ですが、異常気象も相まって何やら不穏な感じしかしないのですが。まったく余談ですが、妻と初めてドライブデートしたのが蔵王だったよなぁ…。気軽に行けて良い場所なんですけどね。できればそのままでいて欲しいものです。
素朴な疑問なんですけどね、火山の断面図とかあるじゃないですか。山の中心に地下からまっすぐ噴火口に向かってマグマが上がってくる図。そこまで分かっていれば、まずは山腹に横穴開けて、マグマが加圧されて一気に出てくるより前に外へ流し出してしまうような方法って取れないんでしょうかね。素人考えでしかないですけど。


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