さて、父の大腸ガンですが、健康診断で偶発的に見つかったものでして本人の自覚症状もなく、当然ながら早期発見ということで世間的に「ステージ1」と軽度のもので済みました。今思えばなんと運の良い男かと私も妻も驚嘆しているほどです。経緯も順調を通り越し、退院予定日も前倒して本日の退院となったほどです。さらに言えば約2週間の入院にシビレを切らしたか、午後からはクルマを運転して出かけてしまう始末です。67歳の父ですが、これからはいろいろな病気にも対処していく事になります。今回のガンの早期治療によって以降5年間、半年一度の定期経過観察が義務づけられたようですし、かえって長生きするんだろうなと。ついでに色々早期発見されそうで、病院嫌いの父にはウッテツケです。
時同じくして妻の父もまた偶然に同じ病院に入院しており、現在も入院中ですが妻の介助も大変なものでした。義父のほうは80を越えているため、色々と治療も長引きそうですが本人も元気ですのでまず安心です。特に妻は毎日毎日病院通いを続けておりますが、心労が祟るということもなく可能な限り息抜きをしつつの生活でした。負担になっているほどでもないですが、加えて当家のアイドル、アメリカンショートヘアのネコも避妊手術で入院が被り、本当に毎日が医療尽くしでした。やっと半分になったと思うだけで楽です。
私は仕事を優先しましたので特段に生活に変化もなかったのですが、入院してからの着替えや身辺の世話など、看護師が行う内容ではないものも意外と多い。現在の独居老人や身寄りのない高齢者の方々ってどうするんだろうか…と要らぬ心配までしてしまいました。医師の診断も日々当たり前に家族が呼び出され、都度都度に長時間待たされたりします。今回はどちらも個室でしたが、これが集合部屋となれば入院している当人もふくめて心労があることでしょう。ただでさえ病床数に限りがあるため、入院も順番待ちに近い状況です。子供が減ってくれば最悪で一組の夫婦が4人の老後を支える事になる。少子高齢化って思っている以上に私たち世代以下に覆い被さってくる現実なんですね。ウチはまだ自営業ですから時間に自由があります。仕事中でも誰かは対応できる。本当に恵まれている環境だと痛感した次第です。
何より一部関係各所の方々にはご心配をお掛けいたしましたこと、この場にてお詫び申し上げます。誠にありがとうございました。父はとかく元気です。
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