さて、個人情報の定義を再認識しますと、個人を特定し得るいくつかの情報を満たせばこれを法律ではプライバシーの観点から保護する責務が生じるというものですね。名前と年齢の二つ程度では当てはまりませんが、住所や生年月日などが入ると名簿を売買する側にとっても「商品」となり得るわけです。当家でもベネッセさんには大変お世話になっている子供が3人もおり、早速この情報と保護者も合わせた情報が漏れたとのことでお詫びの文書が送られて来ました。
しかし居るんですね、ちゃんと自分の個人情報を自分で管理されていて、今回のベネッセに至ってもこれに気付いて通報する消費者。とはいえ教育関連、こと子供の情報は高値で取引され、一度流通すると色々な業者からのダイレクトメールが山と来るので不自然とは思っていたのですが。のんきな事を言いますが個人情報保護法というものが施行される前は私も人生の節目節目で大量の広告が来ていたのを思い出し、逆に現在はずっと減っているため何だかサビシイ気も…。誰からも相手されてないのかな?とか。冗談ですよ。
さりとて当店もお客様の情報を預かる身です。逆に今の世の中で顧客情報を持たずに済む業種っていくらもない気がしますが。顧客の個人情報と騒がれますが、「欲しい人」「価値のある情報」とはけっこう限られますし一件につき15円なんて相場も出てきましたが仮に100件程度では何の価値もないんですね。最低1万件程度の束になって初めて価値があるようですから、私の個人情報に私自身が神経質になったところで、相手がどれだけ集積しているかによって価値が変わるという曖昧なものです。恥ずかしいですけど当店の顧客情報は1万件もございません。価値なんてどんな業種にもないでしょうけどね。一応震災後にはいろいろ考えてローカル(具体的に情報が入っているパソコンなど)を持たず、Web上で管理してくれているところに任せる事としました。さらに悩ましいですが今回にしても刑事罰ってないんですね。それ以上の社会的制裁と金額的損失は膨大なものになってしまいましたが、名簿屋っていう商売はどうなんだろうか?と思うのです。それを商売にしているわけですからね。何となく悔しくないですか?私の個人情報を商品にしているのに、私には一銭も入らない…。当たり前か…。私の個人情報を流す都度に一回幾らってお金が入ればいいのに!
最後に、自宅に掛かってくる勧誘や営業の電話に「どこの名簿から?」って返したら即電話切られるんですけど…?
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