2013年07月14日

#0468 いたずら注文のこと

このところ花屋に限らず色々な配達業に対して無差別に配達の依頼をするイタズラが横行しています。しかも全国で。先週はついに当店にも来たので注意喚起もかねての記事です。店長です、こんにちわ。幸いにも被害はゼロです。

さて、この手口からですが電話による注文です。「今すぐ、なるべく早く、葬儀用の生花を配達して欲しい」という依頼。当然お得意様でもなく一見様です。通常なら信用しないのでしょうが葬儀という慣れない事に忙殺されていて自分のぶんの生花を発注するのを忘れていたか、と勝手に相手が困っているのではと考慮し、さらに配達先の家で現金払いということを信用してしまうわけです。生花を作って配達するわけですが、実在する住所、実在する受取人です。そこへ葬儀用のお花ですと配達に行くと「頼んでません」と言われ、ここで「しまった!」と気づいた時には後の祭りです。当然、注文時に電話番号は聞きますが、携帯電話からの注文です。そのまま鵜呑みにしてしまうと失敗する。当店は「固定電話の電話番号はございませんか?折り返してお電話致します」と聞いていくうちに不自然さに気づいたという経緯です。お花屋さんの業界はとかく全国的にも横の繋がりが強いため、こういった情報はアッという間に広がります。お花屋さんの組合・団体も多く何らかに属していればすぐに情報が伝わります。しかしこういった団体に属していない生花店などが未だに騙されて配達してしまう事例も報告されています。お花の注文も葬儀用に限らず多種多様です。色々な状況を伝えて実在する、注文者とは何の関係もない場所へ配達させるというものです。携帯電話からの注文ですが、折り返してもまず電話に出る事はありません。はじめから手当たり次第に騙すつもりなのですから一件ごとの配達を確認するなどという事もしていないでしょう。
何故このようなイヤガラセをするのか?色々と情報を調べてみましたら、この注文をしているのは闇金業者です。サラ金業者ですね。借りたカネの返済を迫るイヤガラセもあるのでしょうけれど、今はもう少し事情が違います。ここ数年CMでも多くなっている「過払い金返還請求訴訟」というやつです。闇金、グレーゾーン金利の業者から借金し、これを返済、ないし返済途中の利用者がこの過払い金返還請求をし、弁護士を通じて貸金業者に返還命令が出ます。すると闇金業者は報復として色々なイヤガラセを始めます。これが一般に知れ渡れば闇金利用者は報復が怖くなって過払い金返還請求をしづらくなるという結果に。全国的に組織的に行われており、情報によれば東京の一部がイヤガラセ専門に電話を掛けまくっているという事らしい。当然携帯からなのでどこから掛けてきているか分からず、そのまま信用してしまう業者も多い。蕎麦屋・ラーメン屋を始めとして宅配ピザ、宅配もの全般、救急車・消防車の出動要請、タクシーの送迎、出張査定業者、各種保険の営業呼び出し等々、悪質極まりないのです。そしてこれらに対し被害に遭った場合として警察に連絡したとしても本気になって対応してくれないのが現状でした。電話の録音があったとしても法的根拠に乏しいというのが彼らの意見です。電話番号だって分かっているのに、捜査したくないのではないかと思うほど消極的でした。分かっているだけで携帯電話番号の種類も五種類を超えています。この一週間で経験も積んだのか、相手も学習しているようで電話で「社長いるー?」などとフレンドリーに切り出し、不在と伝えたうえ用件を聞こうとすると配達の相談を始めるなど、芸も出てきた。花屋だけでも一日に20件以上の報告が来ているらしい。これは単なるイタズラではなく組織的な犯行と見て間違いないでしょう。配達や営業など売買契約のないままに相手宅へ出かける業種は要注意です。

当店ホームページでは「お電話でのご注文はご遠慮下さい」とあります。常識的と思われるのですが、それでも電話で済まそうとする人は多い。特にお年寄りや被災者です。全く騙すつもりがない場合であっても、そういった方を信用しづらくなった世の中なんです。ご理解頂きますようお願い申し上げます。



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