2013年07月07日

#0467 昔の家電のこと

七夕ですね。でも仙台は1ヶ月遅いのでそんな雰囲気はないんですけど。毎年この時期になると「竹」「笹」の検索ワードで当店の過去記事『#0207 竹と笹のこと』が大賑わいになるという。検索されたワリに問題解決になっていないと思われますが。店長です、こんにちわ。いよいよネタがない男。

さて、昨日・今日と仙台も遂に30度越えとなりまして、当家もクーラーをスイッチオンです。暑さもさることながら湿気にヤラレてます。とくに暑いのニガテな私はクーラーがないとこの時期は生きていけません。当家のクーラーで寝室の一台ですが、なんと50年前のクーラーなんです!General Electric社製 SKINNY 1800 DRYというウインドウファン型のエアコンなんですが、調べてみるとなんとも歴史が長い!なんでゼネラルエレクトリック社の製品がウチにあるのか分かりませんが、父親もそれこそ結婚する前から使っていたというからすごい。半世紀ですよ!ここで現在を比較し、今の家電製品はどうしてこんなに持たないのか?という疑問がありますね。逆に言えば、どうして昔の家電製品はこんなに丈夫で長持ちするのか?という疑問にもなります。じつは知ってます…ふふふ。
震災後、それが原因ではないのですがリビングのテレビが突然故障して映らなくなりました。液晶の40型ですから修理に持ち込むなんて事はできません。幸いにも3年保証に加入していた為、販売店に連絡しました。するとわざわざ派遣されて技術者が来るんですね。まぁ来て貰わないと運ぶこともできないんですけど。それで自宅のリビングでテレビを分解し、目の前で直していくんです。この手際にも驚くのですが、その間にやはり、電化製品を無意味に分解して大目玉を食らった経験の一度や二度ある男としては、そのメカニカルな部分を一緒になって見学です。テレビが故障した原因から派遣された技術者さんの仕事まで色々と話を聞きました。そして「どうして今の家電はすぐ壊れるのか?」という質問に。
技術者さん、「良い機会だから」と分解した液晶テレビの背面を指さしながら説明してくれました。テレビは大きいほどいいに決まっています。30型より40型。本体が大きいのですから中の電子基盤だって大きくゆったり作れるはずです。しかし…40型も20型も背面の電子基板の大きさは変わらないのです。小さく作る事は原材料費のコストカットに繋がるためです。低価格競争の権化ともいえる家電商品は一円のコストカットに命を懸ける。納得です。これを踏まえ、その製造コストをより下げるため、小さい基盤にギッシリの電子回路を接続するのですが、この時のハンダ。私たちが知っている通常のハンダではないのです。「低温ハンダ」といい、90度前後で溶け出すハンダを使って回路にコンデンサを接続する。低温で溶ければ製造する工場の電気代が劇的に良くなります。効率も上がります。しかし製品となって日々使用するうち、小さい基盤にギッシリ乗ったコンデンサが熱を持ち、その熱の逃げ場もないまま温度が上昇。融点90度の低温ハンダが溶け出してコンデンサが抜け落ちるという寸法です…。とても納得しました。そして技術屋さん「良い機会だから」と全ての低温ハンダを高融点ハンダに変えてくれました!200度までオッケーというものらしい。これでウチのテレビはしばらく買い換えられなくなったという事か…。
これが現在の家電製品全てに言えるのです。さらに昔の家電は「その機能」だけあればいいので構造がカンタン。ダウンサイジングなんてないので規格も無視して大きい。電気は食うし多少の故障でも動き続けます。つまりうちのクーラーは大変な電気喰い。でもガンガンに冷えます。愛着だって生まれます。そうか、愛着と環境は反比例するのか…。一年に一度しか会わないから長く愛し続けられる…???

無駄なものほど愛おしい店長でした。



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