2013年06月23日

#0465 配達と発送のこと

6月は仕事上では何かと暇な時期なのですが、それがわかっているだけに業界としては総会やセミナーやと「出席」する行事が多くなりますね。店長です、こんにちわ。こういう時期になるとより感じる悩ましさがあります。

さて、業界外の一般の方々にお聞きしたいのですが、お花ってどう配達されるのが理想だと感じますか?花屋さんが直にクルマで配達に来るのが最良と考えますか?ちゃんとしたモノがちゃんと届いてくれれば、宅配便だろうが花屋さんだろうが問題ないと思いますか?
じつはコレが業界内では結構な議論になっていたりします。ここ10年間くらいです。幾度となく当店独自でお聞きしている範囲では、お客様の8割が「ちゃんと届けば宅配便でも花屋の直接配達でもこだわらない」と答えています。昔は生花を宅配に載せるなんて事は出来ませんでした。品質や届くまでの時間などの制約もあった為です。ですから「花キューピット」に代表されるように花屋さんが直接配達するというシステムが先に出来上がり、それが当たり前となったのです。ここに遅れて生花も宅配便で送れるようになった現在になるわけですが、すると一般消費者以上に花屋側が「宅配便でいいのだろうか?」というジレンマを抱える結果になったのです。とりもなおさず宅配に載せることを安易に考えている生花店ほど配達にこだわり宅配便に載せる事をしないわけですが、徹底的な研究と工夫を行えば、品質や満足度といった事に対して大差はないものと認識しております。当然ながら宅配便でも二日以上掛かる遠隔地で、なおかつ気温が極端に違う場合等は一律に宅配でも可能というわけにはいかなくなります。「花キューピット」というモノを誤解されている方もまだまだ多いので、おさらいですが、配達を希望される地域に一番近い花キューピット加盟店に制作と配達を委託するシステムです。宅配便と比べると一長一短なのでより悩ましい。これらの選択はお客様にお聞きするのが一番ではございますが、配達先の状況等によってはこちらが判断したほうがいい場合もあります。こと個人宅への配達で夜しか帰宅しないという状況では花屋さんの営業時間内に帰宅されない場合に対応が難しくなります。こういった例はとかく多くなりました。
当店としましても直接配達できるならこれに越した事はないのです。箱の規格サイズ以上に大きく仕上げたり、直接配達先様の様子を知れるため、満足度を肌で感じることが可能です。しかしご不在で再配達となると、その再配達にかかる経費だけ赤字です。宅配便のように常に沢山の配達を抱えているわけではないため、再配達の為だけにクルマに乗る事もしばしばです。その人件費や燃料代などまでシビアに計算すると初めから送料が固定で決まっている宅配便のほうがより効率も上がります。夜も9時まで再配達してくれます。こと花屋の営業時間外にしか帰宅されない配達先様の場合、こちらはその時間外給与だけで赤字という事になります。(大概が花屋側が泣くわけですな)
レアケースですが、花屋さんが直接配達に来ないで欲しいという例もあります。お受取りされる方も不在にしたくて不在なわけではありません。「何度も何度もごめんなさい」と申します。しかしこれが宅配便ですと日々知っているドライバーが持ってくる。気が楽だというご意見です。花屋さんを続ける限り永遠のジレンマだと思いますが、どっちにせよシッカリとしたいですね。
花屋という商売はキレイなお花を売って「当たり前」なんです。そのお花にはタイミングが重要で、ご注文された場合、花屋さんがまず聞くのはお花の事ではありません。「いつ、どこに」が重要なのです。このタイミングを逃すと価値がないためですね。さらに「今」とか「明日午前中」といった指定が多いのもネックです。もう少し早くご注文頂ければ、あのお花を仕入れたのになぁ…とか、あの器を使えたかもしれないなぁ…と思う事もしばしばなんです。

話題が逸れましたが、宅配便での流通が当たり前になりつつある昨今、逆にお花屋さんの直接配達のほうが高い配達料を設定される世の中になりそうですね。プロが直接配達する価値観というもの、再配達のリスクに関しての費用などまで厳密に計算したら、宅配便と変わらないか、それ以上になるんですけどね。


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