2013年04月07日

#0454 欲しいのこと

仙台ではまだ桜の開花宣言は出ておりませんし、当店前の桜もやっと色づいてきた程度ですが、全国的に今年は早いですね。店長です、こんにちわ。色々と異例づくしの春です。

さて、東京では開花も過ぎて散っているようですが、思いのほか早い開花はかえって色々な行事や感覚を狂わせるものです。ニュースでやってましたが、新入社員の最初の仕事は花見席の場所取りというケースもあったようで、しかし入社式よりも前に開花してしまった為に今期の新入社員の最初の仕事ではなくなったとか。花屋さん業界としましても毎年であれば、もうそろそろ桜が本格的に売れる時期であるはずが、日本の大半が開花を過ぎてしまったので、まだ開花していない東北以北の産地からの買い付けしかなく、相場が予想以上に高値になっています。入荷自体が出来ないほど苦労する状況です。こと入社式などで桜を使う事や、いけ花の稽古でも今時期が桜になるはずが、これを入荷できない、入荷できても大変な価格です。通常の3倍程度ではないかと。
これは桜に限らずですが「欲しい」という需要が高まればそれだけ入荷量の絶対値が決まっている農産品は大変です。こと桜のようにビニールハウスなどでの栽培ができない露地栽培ものでは、開花時期の調整など出来ようはずもなくモロに食らってしまうんですね。逆もあって、欲しい時期・欲しいタイミングではない時に開花が進んでしまうと切り出して少しでもお金に換えなければならず、大変値崩れしても市場に出回ってくる。春のお彼岸時期がこれにぶつかって安くなったわけです。お彼岸が終わってもしばらくは潤沢にお花が出回っていたため、私も今まで見た事がないほどまでに相場が崩壊しました。生産者が可哀想と思いつつも当店で買ってもそのままゴミになる状況にて買えないんですね。この安定的な流通を目指しながらも結局まだまだ出来ていないのが現状なんです。
欲しいとなれば高くなり、欲しくないなら価値は下がる…うーん、これが世の中の経済活動なんですね。ニッチを目指せというのもありますが、「欲しい」と思わせるような情報の発信や話題の提供の方法が問われている世の中になっている気がします。別に欲しいわけでもないものを、さも話題であるかの如く勧めるテレビも散見され、この手法によるマーケティングはもう崩れたように感じます。これにはテレビ側の問題が大きいと思うのですが。当店もどうやって勧めようかな。自信を持ってお花を提供しているんですけどねぇ…。ゴリ推しがいいのかな?
押しの弱い事で有名、店長でした。
今欲しいのは社員!


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