2012年07月15日

#0416 原子力発電のこと

震災以来、日本国民ほど原子力と放射能に詳しい国民もいなくなったのではなかろうかという程に毎日騒がれ続けてますね。これに関しては語り尽くされている感(対応の批判という意味で)が否めないのですが。店長です、こんにちわ。技術的観点から私個人の雑感とか。


そもそも原子力政策を推進して福島に原発を建設するとなった昭和46年当時、当然ながら「原発が事故をおこしたらどうなるのか?」という反対意見がありました。その時、推進派の人達は「安全です」「事故はあり得ない」と言いつつ極論として最終的には「原発が事故を起こしたら日本のすべて終わるから心配するな」という意味不明な事を言っていたようです。核ミサイルと同じで一発でも発射したら世界が終わるというレベルの話に認識していたようです。だから原発建設時に原子力災害賠償などは具体的な考察も検証もしなかった。「事故が起こったらどちらにせよ国は終わるから」という理由ですね。
現在では原発の再稼働の是非で大規模なデモが起こっているわけですが、私は再稼働が重大な問題ではないと思います。それよりも使用済み核燃料が原発の建屋内にギッシリ保管されているほうが恐ろしい。福島第一の4号機がこれにあたります。震災時に稼働していなかったはずの4号機でも爆発が起きました。これは使用済み核燃料でも冷やし続けないと再臨界を始める核燃料の性質から、冷却ができなければ爆発するという良い例になりました。それが分かっていながら未だに福島の原発内には使用済み核燃料がある。移動できない。他に持って行く先がないからです。よく勘違いされるのですが青森県六ヶ所村は「中間貯蔵施設」であって「最終処分地」ではありません。そこもすでに満杯になりかけている。福島以外の原発でもです。使用済みの核燃料を冷却し続けながら貯蔵管理しています。持って行く先がないから、万が一福島のような震災が起こっても、やはり他に移すなどできない。この問題をどうにかしなければ再稼働してもしなくても危険に変わりはないのです。

話は変わって科学の話。原発は「核分裂」によって熱を取りだします。一度核分裂が始まると連鎖して勝手に分裂していく(ような物質を使っている)ため、逆に制御が難しい。放射性物質の副産物も大量に生産される。ここで脚光を浴びるのが「核融合」です。核を分解して連鎖が起こるのではなく、核をぶつけて融合させて、この時の熱で発電し、出来る副産物は別の安定した物質であって放射性物質ではないという理論。まだ世界中のどこででも成功していない技術ですが、こういった事に日本の技術を総動員させるべきじゃないのか。あまり詳しくもないのですが、核融合の燃料は水素などで可能なため、ほぼ無限にある燃料です。核融合させるためには大変な高温・高圧を保つ必要があり、少しでも温度が下がると核融合を維持できないため勝手に止まってしまう。震災による停電などになった場合は融合が止まってしまうため放射能などを出し続ける事などあり得ない。連鎖もしない。燃料は水素だけではなく、いままで作り出した放射性廃棄物を使っても可能で、しかも無害な物質に融合させてしまう事も可能だとか。核分裂を止めて、処分できない核廃棄物も無くせるなら一挙両得です。世界中に放射性廃棄物は同様にありますし、これらを処理できるだけでも外貨を得られる事業たり得る。今最も必要な技術は再生可能エネルギーの開発と、核融合炉の開発ではなかろうかと思うわけです。
原発を再稼働せずに済むならそれに越した事はないのですが、経済まで冷え込んではいけません。そのためには危ない綱渡りであろうとも原子力発電は続け、コストを抑えつつ今まで原発のイメージの為に費やしてきた莫大な広告費と利権のカネを核融合炉の開発費用に回すとか、メタンハイドレートから火力発電をしつつ原発を止めるなどをしていかないとダメだと思うんですが。そのへんの専門家が周囲にはいないので、具体的なお話を聴きたいナァと思ったり。


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