2012年03月25日

#0400 支援のこと

震災関連の話題はもう可能な限り触れないようにしたいと考えていたのですが、「ご支援」に関して当店くらいしか言えないような情報が伝わってきましたのでご案内てす。店長です、こんにちわ。被災地にて被災していない男。

さて、被災地におりますと色々な地域から色々な立場・団体の方々が、色々なかたちの支援をされに来られます。大変に嬉しかった。このご支援はいまだ絶えることなく続いており、心より御礼申し上げたいと思うのです。しかし…以下は一部のご意見ですが問題も大きいと思い記事として出します。あくまでも一部であり総意ではありませんが、なかなか出てこない被災地の現状の一つとしてご参照頂きたいのです。
この特にご支援の中でも突出しているのが「子供支援」です。未就学児童から小学生くらいまでを対象に「校庭に花壇を作るボランティア」とか「非被災県の同世代からの激励のメッセージが書き込まれた色紙数百枚」や、「同世代の小中学生が来訪」とか、「芸能人が来て小中学校でライブ」などがこれにあたります。金銭や物資など直接的ではない支援として注目を集めやすいこれらですが、ハッキリと申し上げまして心から有り難いのですが迷惑であるという意見もあるのです。小中学校はとりもなおず勉学をする場でありそこには教職員がいます。たとえば何らかの支援の話があると有り難く受け入れる「しか」なく、一つそういった支援が打診される度に受入体制、人員確保、授業日程の調整などなど一つ一つに会議が持たれ、それだけで通常の学校業務や授業自体に差し障るというのです。物品の場合、人数に足らないならどういう基準で配布するのか…余るならどこへどうするのか。さらに、支援を受けておいて「ナシノツブテ」というわけにもいかず、支援を受ける当事者たる子供達は毎日のように感謝の手紙や色紙を書き、昼夜を問わずに集合させられては感謝の言葉を述べたり一緒に活動したりもする。支援する側にしてみれば一度の事でも、被災地にとってこれは日常になっており、それを受け入れる為に大変な労力を強いられる「場合もある」という事です。当然すべてではありません。しかし物流も復帰し、物的な支援も一段落した今、支援する側もされる側ももっとも難しいのがソフト面や「心の支援」と呼ばれる形のないものであり、これらが場合によっては被災地にとって苦痛になるケースもある。
さらに、これら次々に起こる支援の要請を交通整理するためにNPO法人が仲介役を買って出るのですが、そのNPO法人は国からの助成、つまり私たちの税金によって動く組織ですから、被災者に対しての支援のはずが税金を投入して整理され、支援される側にも体力的に負担を強いているという本末転倒な現状にも解釈できる。
ここまで書くと「支援するな」と言っているように聞こえてしまうのですが、そんなことはないのです!大変に有り難いし、まさに「絆」あってのものです。ならば、受け入れる側、その支援を受けるに当たりかかる負担までも考慮したご支援に気を配って頂きたいというのが被災地の本音ではないでしょうか。私は被災地にいながら被災しておらず支援も金銭的や物質的なものを頂いただけですから、こういった難しい問題にもハッキリ言える立場だと思います。逆に私のような中途半端な立場でなければこんな事は言えない。色々な支援を今も受けている方々には言いづらいのではなかろうか。連日のように報道では支援の美談ばかり伝えられるのですが、それを美談にするために復興の手を止めて受入れ体制を作っている被災者がいるという現状を考慮して頂きたいのです。
じゃあどうすりゃあいいの?って事ですが、被災者に対して本当のご支援を、負担にならないご支援を、贈呈式などセレモニーをいちいち開催していてはかえって負担になるのだという事もご理解頂きたいのです。私はそう思いませんが汚い言い方をあえてするなら「カネが一番」という言葉すら聞こえてくる。そういう事になってしまうのかなぁ…。精神的に支援って難しいですよ。

支援されながら苦言ばかりで申し訳ないのですが、それでもお気持ちはしっかり受け取っておるつもりです。だから尚更誰も上記のような状況を打ち明けられないのです。たくさんのご支援、心より御礼申し上げます。と共にこれからも被災地へのご支援をお願い申し上げます。


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