さて、当店所在地でございます宮城県では、津波の被災地域で未だに満足な復興が進んでおりません。瓦礫の撤去が着々と進んでいるようで、しかしその運搬先がないことから、各地区に山のように積まれているだけです。何より被災者のなかでも家や家族までも亡くした方々にはまだまだ仮設住宅の供給が間に合わず、やっと仮設住宅が与えられても、今度はライフラインや食費代などは自己負担となるため、仮設住宅への入居が決まってもキャンセルする方もいるとか。仮設住宅自体も欠陥や建設場所の環境の悪さがクローズアップされております。「ちょっと被災したからといって何でもクレクレと贅沢な事を言うな」という声も聞かれるのですが、家族、家、仕事など全てを一度に失った人の気持ちは、同じ経験をしなければ到底理解し得ないのではないでしょうか。
行政の方面はとにかく遅いんです!もう4ヶ月ですよ。1分半そこら遅れて入室した宮城県知事に「遅い」と罵る誰かさんにそのままお返ししたいというのが宮城県民の総意でしょう。そもそも遅れた範囲に入っていないのですが。「もう政府は待てない、宮城県は日本から独立して別の国家を築こう!」なんて冗談半分でいうお客様がいました。なるほどなぁ…アリかもしれないなぁ…なんて真に受けて考えてみたりして。皆様からの善意で頂いている義援金ですら満足に分配されていないんです。これは日本赤十字社の責任と考えられがちですが、じつは厚生労働省管轄の特殊法人で、義援金分配のカギを握るのは民主党の党三役と言われています。つまりまたまた菅総理!だからもう地元でも国からの援助や皆様からの義援金が配分されるのを待つのをやめ、まったく期待せずに復興に携わる雰囲気になっております。そしてこうしたなかで最も助かっているのが「ボランティア」の人材です。全国各地から自らの生活や仕事を投げ打ってボランティアに励んでくれる皆様の力は復興の直接的原動力です。暑くなってきてボランティアの数が減ってきています。炎天下と腐敗臭の中での復興ボランティアなんて誰もしようと思わないものですが、是非一人でも多くのボランティアをお願いします。
このままですと政府の第二次補正予算では満足な予算にはならないでしょう。おそらくは第三次補正予算まで行く。すると来年1月以降にやっと本格的な復興予算が出るのではないか…。すると今年の冬には被災者から凍死者がでてしまう…その心配もあってこの暑いさなかから冬支度のための支援物資を募っているところもあるのです。
よもや4ヶ月経った現在でもこんなに復興が進んでいないとは誰が考えたでしょうか。現在の政府は無能であることを通り越してもはや犯罪的です。
総理大臣ってオレでも出来るんじゃなかろうか…って思った店長でした。
オマケはご支援下さった皆様にチョットした感謝の気持ちです。
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