2008年10月05日

#0220 オートメーションのこと

秋はお花が多用されるイベントがなかなか少ない時期なのですが
この少ないと分かっているために業界での集会やイベントが
テンコモリになる時期でもあり、お金にはならない別の忙しさが
あったりします。店長です、こんにちわ。何だかいつもアクセクと
動いている男。

さて、そんな折、数日前ですが珍しく一人で昼食を食べました。
すでに午後2時になっており、お昼とも言えないスキマの時間
です。妙にラーメンが食べたくなり、それでいて一杯1000円近く
するような凝ったものではなく、どちらかと言えば安くて
取り立てて美味しいともマズイともないラーメンが恋しくなり
全国展開している有名なラーメンのチェーン店へ行きました。
福島県喜多方市に本社を構えるあのチェーン店です。
午後も2時を回ったというのに、大変な混雑ぶりでした。一般的
な理屈ですと、日中にやっている飲食店で午後2時以降でも
お客様が並ぶというのは繁盛店だという事のようで、このお店も
チェーン店ですから何処で食べても同じ味であるにも関わらず
繁盛しているのだなぁ…などと感心しておりました。
私は幸いにも一人でしたので、カウンター席に通され、全く
並ぶ事なくすぐオーダーをできたわけですが、ギッシリと満席に
なっている店内を見渡して違和感を感じました。
お店の店員さんが少ない…4人しかいないのです。おそらく、
全員パートではないでしょうか。ラーメンを茹で続ける人、
注文を聞いて配膳する人、ラーメンにスープとダシを注ぐ人、
レジで会計をしている人。これだけではお客様が並んでいても
当然ではないか…私は一体何分待たされるのか?
ところが大変早く出来上がってきたのです。

どうしてこんなに早いのか?

カウンター越しにスタッフの動きを見ておりましたが、とっても
無駄がないのです。まるで熟練の職人の如きさばきにてドンドン
オーダーを作り運んでいく…。そこに感心していたのも束の間、
カウンター越しに見える調理場に何やら見たことがない調理器具
を発見しました。
鍋なのは分かります。少し深めのヤツです。でもこれがただ
ガス台に乗っているのではなく、妙な機械が間に挟まっていて
鍋があたかも「斜めドラム式洗濯乾燥機」のように斜めに設置
されていました。口がコチラを向いています。中には何も入って
いませんでしたが、何故か加熱され続けており、しかもまるで
コンクリートミキサーのようにゆっくりと回転しているでは
ありませんか…。一体何を作る調理器具なのだろう…。
私の興味に火が付きました。ここで麺を茹でることしかして
いなかったオバチャンが突然この斜め式ドラム洗濯機のような
鍋にご飯、卵、小間切れになったチャーシューやネギなどを
要領よく入れ始めました。そうです、チャーハンを作る機械
だったのです!これでシッカリとしたチャーハンなんて出来る
のか?と私の探求心は既に臨界状態です。思わず追加して
チャーハンを頼んでしまいました(笑)。
ところがです、ちゃんとふっくらとご飯が焼き上がり、具材も
まんべんなく混ざり、旨い!と驚くほどのものでは土台ないの
ですが、キチンとしたチャーハンが出来上がります!
ここにたった4人でも満席のお客様をハイスピードにこなす秘訣
がありました。チャーハンは基本的に誰も作っていないのです。
ですから調理場ではラーメンを茹でる事に専念できるのです。
実はギョーザも大変なオートメーション調理器具によって
一度に大量のオーダーを焼き上げていました。これも掛かり切り
になるスタッフはおらず、4人で充分に賄っていたのです。
ただ、あの斜め式ドラム洗濯機の風貌で作らる姿を目にして
美味しそうかと尋ねられれば、何とも言いようがないのですが。

思えばある全国展開の牛丼屋さんも味噌汁はまるでセルフ
サービスで水を入れる、あのコップを押しつけると水が勝手に
注がれるあの機械でジョボジョボと入れています。あの姿は
どうにも見ていて納得できる光景ではありませんが、確かに
手で一杯一杯注ぐより早いのです。誰にでもできるのです。

花屋さんでも出来ないかな…?

こんな事を考えながらラーメンをすすっていました。実際に
そんな機械が出来たとしてもイヤでしょうね。制作の技術が
まるでないわけですし。

昔、こんな事を聞いた事があります。
キチンと自分の歯で美味しく食事をできる年齢を例えば60歳と
仮定して、一日にキチンとした食事は2度したとします。すると
自分が生涯、あと何回食事ができるかって単純に計算できる。

(60歳−現在の年齢)×365日×2食=  です。

食事は大事にしたいと思った店長でした。


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